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ホテルオークラ本館の建て替えが竣工

「オークラプレステージタワー」外観

 日鉄興和不動産(株)と大成建設(株)は7月31日、特別目的会社(SPC)を通じて推進していた「オークラプレステージタワー」(東京都港区)が竣工、オフィス部分をSPCが取得したと発表した。

 日本を代表するホテルとして国内外の来賓をもてなしてきた「ホテルオークラ」本館の建替事業で、ホテル、オフィス、店舗からなる複合タワー。敷地面積約2万450平方メートル。鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上41階地下1階建て。

 1~7階までは、レストランと宴会場、3・4階のオフィスエントランスロビーは、ホテルオークラが育んできた伝統的なデザインを踏襲した。

 オフィスフロアは8~25階。延床面積は約6万4,000平方メートル。基準階は、天井高2,850mm、面積約2,300平方メートルの整形フロアで、レイアウトの自由度を高め、多様なニーズに応えられるようにした。

 8階には、カフェスペースやリラクゼーション施設を設けたオフィステナント専用のラウンジエリア「Aoi Lounge」を用意した。また、同ビル内で展開するホテル「The Okura Tokyo」と連携し、テナント専属の担当者を用意。ホテルの施設、サービスをビジネスシーンで利用できるよう対応する。

 オフィステナントは、約9割内定している。


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