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名古屋で民間初の分譲マンション建て替え

建て替え前の「本郷センターハイツ」外観
建て替え後の完成予想図

 関電不動産開発(株)、野村不動産(株)、(株)長谷工不動産の3社は、名古屋市内で初の民間による分譲マンション建替事業に着手した。

 今回の「本郷センターハイツ建替え事業」(名古屋市名東区)は、1977年築の地上10階建て、住宅38戸と店舗で構成する複合建物の建て替えプロジェクト。建物の区分所有等に関する法律(区分所有法)に基づく建替え決議を適用した。

 「本郷センターハイツ」は、名古屋市営地下鉄「本郷」駅より徒歩1分。敷地面積2,070.93平方メートル。築42年と経年し、建物や設備、施設の老朽化が進んでいたことから、2014年から、(株)長谷工コーポレーションをコンサルタントとして建て替えの検討を進めていた。15年建替え推進決議が可決、18年5月には関電不動産開発が店舗部分を取得し、区分所有者としても事業を推進した。さらに同年8月に建替え決議が成立し、野村不、長谷工不が事業パートナーとしてプロジェクトに加わった。

 建て替え後は、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上15階建て、住宅94戸と店舗の複合マンションとなる。非分譲住戸は14戸。住宅は間取り2LDK~4LDK、専有面積54.57~90.09平方メートル、店舗面積は831.38平方メートル。施工は長谷工コーポレーション。入居時期は22年11月下旬の予定。


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