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JR西、健都イノベーション拠点整備の優先交渉者に

アライアンス棟イメージ

 JR西日本不動産開発(株)を代表法人とするグループ(京都リサーチパーク(株)、(株)大林組)は、大阪府吹田市が進める再開発計画「北大阪健康医療都市(健都)」内の「吹田市健都イノベーションパーク利用事業(アライアンス棟整備・運営事業)」の公募において、優先交渉者に選定された。

 同事業は、健都に新築移転した国立循環器病院研究センターと連携する企業等向けに、オープンイノベーションの実現や健康関連企業との連携を創出・促進する拠点を整備するもの。

 アライアンス棟として「健都 研究交流ステーション」を開発。敷地面積約4,429平方メートル、鉄骨造7階建て、延床面積約9,090平方メートル。健都への移転が決定した国立健康・栄養研究所が入居するほか、20坪からさまざまなサイズで提供する区画貸しラボ・オフィスや、研究に必要な実験機器や備品を揃え1人から利用可能なシェアラボを設置する。

 同社が運営する商業施設「VIERRA岸辺健都」との連携事業も実施する予定。健康・医療・福祉関連イベントの実施や、製品の開発や実証等を行なう。

 2019年秋に吹田市と基本協定を締結、30~50年の事業用定期借地権を設定し、JR西らが借り受ける。20年冬に着工、22年春に竣工の予定。


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