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RETが創立1周年。会員数94社まで増加

「今年度からは、情報交換や情報提供だけでなく、協会が独自に“つくりだす”事業にも取り組みたい」とした赤木代表

 (一社)不動産テック協会(RET)は21日、Nagatacho GRiD(東京都千代田区)で協会設立1周年イベントを開き、今年度の事業計画等を明らかにした。

 初年度は、会員向けセミナーなどのイベントを月1回ペースで開催してきたほか、「情報化・IoT」「流通」「業界マップ」「不動産金融」「海外連携」の5つの部会で調査研究を進めてきた。100社を目標にしてきた会員数は94社(正会員56、法人会員27、士業会員7、特別会員1)まで増やした。今年度は、情報化・IoT部会を不動産情報の流通により特化した「情報流通部会」へ再編するほか、不動産情報の電子化に係る調査研究等を行なう「不動産取引電子化部会」を新設。6つの部会で活動していく。

 説明にあたった同協会代表理事の赤木正幸氏(リマールエステート(株)代表取締役)は「初年度は、会員や官公庁、団連団体との情報交換や情報発信が中心だった。今年度からは、政策に対するアプローチや協会独自のルール策定など“つくりだす”ことを主眼として、不動産諸団体や海外不動産テックとの連携強化を図る」とした。

 その一環として、不動産テック・建設テック系事業者の団体であるPropTech JAPANとの連携を発表した。会員の相互交流や合同イベントなどを展開していく。また、赤木氏と共同代表を務めてきた武井浩三氏(ダイヤモンドメディア(株)代表取締役社長)が理事に、新たに巻口成憲氏(リーウェイズ(株)代表取締役社長)が代表理事に就任することも明らかにした。


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