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主要クレカで管理費の支払いが可能に/大和ハ

サービスの流れ

 大和ハウス工業(株)は29日、分譲マンションの管理費等の決済を主要クレジットカードで支払うことができるサービスを、2020年6月より開始すると発表した。

 管理費を支払う場合、一般的には銀行口座振替が用いられ、クレジット払いが可能な場合でも専用クレジットカード限定となるケースが多い。今回のサービスでは制約は設けず6大国際ブランド(VISA/Mastercard/JCB/AMEX/Diners/DISCOVER)のクレジットカードを利用できるようにした。

 決済システムは、大和ライフネクスト(株)と大和ハウスフィナンシャル(株)が共同で提供。大和ハウスフィナンシャルが17年12月に発売した非対面決済システム「HeartOne(ハートワン)決済システムけっさいくん」を利用することで、カード取扱加盟店にとって課題であったクレジットカード番号の適正な管理が可能となり、PCI DSS(国際的なセキュリティ基準)に準拠した環境で運用ができるようにした。

 同サービスの導入により、区分所有者の利便性を向上させるとともに、管理組合にとっては管理費等の未回収リスクを回避できるメリットがある。

 大和ハウス工業が販売する分譲マンション「プレミスト東銀座築地Arc Court/Edge Court」(東京都中央区、総戸数180戸、20年1月下旬販売開始予定)から同サービスを導入。今後、大和ライフネクストが管理する都心の分譲マンションを中心に同サービスを順次導入していく。


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