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GA techが上場後初決算。売上高が倍増

 (株)GA technologiesは9日、2019年10月期決算(連結)を発表。同日、決算説明会を開催し、代表取締役CEOの樋口 龍氏らが業績等について説明した。18年7月のマザーズ上場から初の通期決算公表となる。

 当期(18年11月1日~19年10月31日)は、売上高392億8,600万円(前期比95.0%増)、営業利益11億9,300万円(同75.9%増)、経常利益10億1,900万円(同58.9%増)、当期純利益5億1,000万円(同27.8%増)。

 同社は、不動産テックと宅建業を組み合わせた総合ブランド「RENOSY」事業をメインに展開。不動産メディアでの情報発信、物件検索と、検討・契約、アフターフォローをワンストップで手掛ける事業で、相談や契約にはエージェントが介入し、その他のローン審査や投資物件の管理などについては自社開発のシステムやアプリで効率化している。

 当期は、紙資料中心の商品説明から、自社開発のプレゼンテーションツールで生産性を向上。また、紙ベースで審査していたローン審査も自社開発ツールを使って効率化することに成功した。これらにより、当期の成約件数は1,856件(同79.6%増)と、大幅な増加となった。

 次期(20年10月期)については、売上高550億円、営業利益18億円、経常利益15億3,000万円、当期純利益7億7,000万円を見込む。

 なお同日、(株)Modern Standard(MS)の子会社化を発表。MSは、都心高級賃貸物件に特化したサイト運営を武器に宅建業も手掛ける不動産会社。樋口氏は、「MSは、当社と同じく、不動産メディアと宅建業を融合させたビジネスモデルで、創業時からベンチマークしていた。顧客層も共通している部分があり、お互いに送客できる仕組みを考えたい」などと語った。同社では、MSの顧客層を生かし、RENOSY事業における超高所得者向けの商品開発にも取り組んでいく。


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