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19年の首都圏分譲M賃料、東京都がけん引し上昇

 (株)東京カンテイは16日、2019年通年の三大都市圏(主要都市別)の分譲マンション賃料の推移を発表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出したもの。

 19年の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たりの年間平均賃料は2,886円(前年比4.5%上昇)。賃料水準の高い東京都(3,478円、同4.5%上昇)がけん引する形で引き続き上昇した。神奈川県は2,136円(同0.4%下落)、埼玉県は1,662円(同1.4%上昇)、千葉県は1,621円(同3.6%上昇)だった。 

 近畿圏は、1,882円(同2.7%上昇)、中部圏は1,733円(同1.1%下落)に。18年には新築事例シェアが10~20%を占めていたことで大幅上昇した大阪府と愛知県だったが、19年は同シェアの縮小に伴い、一転して1%前後の下落となった。

 また、19年12月の分譲マンション賃料も発表。首都圏が2,936円(前月比0.7%上昇)と3ヵ月連続で上昇。東京都はおおむね横ばいの3,536円(同0.0%下落)。神奈川県も2,082円(同変化なし)と横ばいとなった。埼玉県は1,674円(同0.5%上昇)、千葉県は1,618円(同0.3%上昇)と、いずれも小幅ながら上昇した。

 近畿圏の平均賃料は1,857円(同0.9%下落)と3ヵ月連続の下落。大阪府(2,073円、同1.2%下落)の弱含みが影響した。

 中部圏の平均賃料は1,717円(同0.9%上昇)。愛知県は1,773円(同1.3%上昇)となった。


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