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木のストローで環境貢献活動/アキュラホーム

「木のストローを世界へ広めて、環境問題に貢献していきたい」と話す同社代表取締役社長の宮沢俊哉氏

 (株)アキュラホームは15日、環境貢献活動として同社が独自に開発した、カンナ削りの「木のストロー」による新プロジェクトを始動すると発表した。

 木のストローは、間伐材や台風による倒木材を利用しており、大工仕事のカンナ削りをヒントに、木材を厚さ0.15mmにスライスしたものを、ストロー状に巻きあげることで製品化に成功した。制作キットを使えば、誰でも簡単に手作りすることが可能。森林保全や廃プラ問題を解決するアイテムとして、G20にも採用されるなど、国内外から注目されている。

 新プロジェクトは、オリンピックが開催される2020年、大会期間中に、訪日客に1,000万本の木のストローをプレゼントするという企画。全国のグループ拠点(393拠点)で制作し、完成した木のストローは、同社が回収、除菌・検品した後に、国立競技場前の「おもてなしステーション」(4月開設予定)で、訪日客へ配布していく予定。海外に広く木のストローを知ってもらい、世界中で普及を加速させることで、地球環境を改善するきっかけにしたい考え。今後は、制作への協力者を組織・個人から募っていく。

 15日の会見で、同社代表取締役社長の宮沢俊哉氏は「自然と共生する文化を日本から世界へ発信し、世界環境に貢献していく。未来を生きる子供たちに問題を残さないために、広く働きかけていきたい」などと述べた。

カンナくずを使って木のストローを制作する様子


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