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東京・神田で大型複合ビル竣工/住友商事

「KANDA SQUARE」外観

 住友商事(株)は17日、同社単独の不動産事業では過去最大規模となる大型複合ビル「KANDA SQUARE」(東京都千代田区)を竣工した。

 開発地は、東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署の跡地。敷地面積約9,761平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)地上21階地下1階建て、延床面積約8万5,257平方メートル。物件周辺には、1,300本の樹木や水景と、2,000平方メートル超の緑豊かな広場を用意。地域住民やオフィスワーカー、神田を訪れる人々が快適にさまざまな使い方ができるオープンスペースも設置した。

 施設内は、オフィス・商業ゾーン・ホール・貸会議室で構成。5~21階のオフィスゾーンは、ワンフロア最大約2,950平方メートルで東西南北すべての方向をガラス面とし、開放的でレイアウトがしやすい造りとした。入居テナントはほぼ内定しており、2020年3月より順次入居を開始する。
 1階の商業ゾーンには「大人のこだわり」「新しいコミュニティの場」をコンセプトに、レストランやカフェ、都市型スーパーマーケットなど13店舗が出店。2階には多目的ホール「KANDA SQUARE HALL」(最大1,000人収容)、3階に小ホール(最大210人収容)および貸会議室を用意した。共に、20年6月上旬にグランドオープンする予定。

 建物は免震構造を採用し、中圧ガスと重油の利用により連続15日間程度稼働可能な非常用発電機を配置。BCP対策に配慮した高い防災性能を備える。また、国内初となる電力ネットワークを活用したBCP対策用エネルギーサービス(「プレミアムグリッド(R)サービス」)も導入。非常災害時に、同物件に設置した大容量の非常用発電機から同社周辺ビルの「神田スクエアフロント」および「(仮称)内神田一丁目本郷通ビル」(21年春竣工予定)へ電力の供給・融通を可能とした。


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