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東京圏の物流施設、空室率は1.9%に

 (株)一五不動産情報サービスは2月28日、2020年1月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。東京圏・関西圏で延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設の空室率等について四半期ごとに調査しているもの。対象は東京圏430棟、関西圏119棟。

 東京圏の空室率は1.9%(前期比0.7ポイント低下)となった。当期は新規供給が24万7,000平方メートルと前期の4分の1となり、需給改善がさらに進み、空室率は15年10月の1.9%から約4年ぶりに2%を下回った。

 募集賃料は、1坪当たり4,370円(同90円増、2.1%増)。2四半期連続で上昇機運が高まっており、神奈川県に限定した募集賃料では08年7月の調査開始以降でもっとも高い4,800円となった。

 関西圏の空室率は2.8%(同0.4ポイント低下)と、17年10月から2年以上にわたり需給改善が続いている。

 募集賃料は、1坪当たり3,720円(同160円増、4.5%増)となり、大幅に上昇。前期は下落したものの17年7月の3,310円を底に上昇トレンドが持続している。


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