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19年のリフォーム市場規模は6兆5,000億円

 (株)矢野経済研究所は6日、2019年の住宅リフォーム市場に関する調査結果(速報値)を発表した。同社専門研究員による市場規模算出および文献調査を実施。

 同年(19年1~12月計)のリフォーム市場規模は6兆4,955億円(前年比4.5%増)と推計。1~9月は、19年10月の消費税増税に向けて小幅な駆け込み需要が発生したが、増税後の10月以降は反動減の影響も小さく、年間では前年比増となった。

 分野別では、「設備修繕・維持」分野が5.9%増と好調に推移。「家具・インテリア」分野も2.8%増となった。「増改築工事(10平方メートル超+10平方メートル以下)」分野は4.5%減。

 なお、19年第4四半期(10~12月)の住宅リフォーム市場規模は、1兆8,274億円(同4.4%減)と推計した。

 20年の市場規模については、約6兆2,000億~6兆4,000億円で推移すると予測。20年は消費税増税後の反動減の影響を受ける1年となるため、19年よりも小幅なマイナスを見込む。また、国土交通省の次世代住宅ポイントが20年3月までの施策となっているほか、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動悪化に対する懸念などのマイナス要因もあるとしている。


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