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地所レジ、杏林大と英語版の防災ツール作成

「そなえるドリル」英語版の表紙

 三菱地所レジデンス(株)は、杏林大学と「防災協定」を締結し、従来から連携して取り組んでいる防災活動を加速する。その一環として9日、防災ツール「そなえるドリル」の英語版を公開した。

 杏林大学は、2017年以来毎年、「災害に備えるまちづくり」フィールドワークを実施。19年6月にはその一環で三菱地所グループや同社が供給した千葉県習志野市の大規模マンションを訪問。防災を軸としたまちづくりの知見を共有した。

 今回、日本に住む外国人にも防災への備えを普及する必要があると判断し、協定を締結して防災ツール「そなえるドリル」と「そなえるカルタ」の英語版を共同で作成。「そなえるドリル」は、子供が、家族と相談しながらドリル形式で回答を埋めていくと家族の防災計画書ができあがる。「そなえるカルタ」は、東日本大震災等の被災時に困ったことを「トイレ」「食料」といった切り口で紹介している。

 このほか、両ツールの活用を含めた防災活動の深化に関する検討・実施協力、結果の共有などを行なうほか、防災訓練やワークショップでも協力していく。

 なお、日本語版を含めたこれら防災ツールは同社ウェブサイトで一般公開している。


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