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人工光型植物工場の建設事業を開始/LIXIL住研

茨城県結城郡に完成した「水耕栽培プラント」外観

 (株)LIXIL住宅研究所はこのほど、植物工場栽培システムの開発などを行なう(株)クリーンファーム(千葉県印西市、代表取締役:高橋善晴氏)と協働し、低コストで建設可能な人工光型植物工場「水耕栽培プラント」の建設事業を開始した。

 人工光型植物工場は、天候不良・異常気象の影響を受けることなく、短期間に高収穫を可能とする水耕栽培の工場。虫などの侵入を防ぐことから、農薬を使用せずに生産できる。従来は、建物形状や大きさの制限があるなど、全国地域で施工する場合、施工業者の確保が難しく、建設が進みにくいなどの問題があった。同社は、クリーンファームと協働し、全国各地で連携できる地域力を生かすことで、人工光型植物工場の全国展開を図っていく。

 第1弾として、農業法人(株)Future farm Den園(茨城県結城郡、代表者:生井克美氏)が施主となり、宇都宮アイフルホーム(株)が建設した水耕栽培プラントが3月4日に竣工。現在は栽培に向けて、栽培研修や収穫物の販路の構築を進めている。

 今後、安定した農業生産や雇用創出などにより、地域経済問題を解決することを目指す。


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