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都心5区オフィスビル空室率、9ヵ月ぶり上昇

 三鬼商事(株)は9日、3月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は1.50%(前月比0.01ポイント上昇)と、9ヵ月ぶりに上昇した。新築ビル3棟が満室で竣工したが、既存ビルで大型空室の募集開始の動きなどが出て、同地区全体の空室面積はわずかに増加した。

 新築ビルの空室率は2.97%(同0.98ポイント低下)。既存ビルは制約が小規模にとどまるなどして1.45%(同0.03ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は、2万2,594円(同46円増)と、75ヵ月連続の上昇となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は2.00%(同0.06ポイント上昇)。拡張移転などによる成約が見られたが、縮小や中小規模の解約の動きも出て、同地区全体の空室面積は約1,300坪増加した。

 1坪当たりの平均賃料は1万1,957円(同50円増)。39ヵ月連続で上昇した。


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