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既存マンション成約、2年連続で過去最高を更新

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は17日、2019年度(19年4月~20年3月)の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同年度の首都圏既存マンション成約件数は3万7,912件(前年度比0.8%増)と、2年連続で過去最高を更新した。都県別では、東京都が2万33件(同4.0%増)、埼玉県が4,256件(同3.5%減)、千葉県が4,546件(同1.2%減)、神奈川県が9,077件(同2.7%減)。

 成約単価は、1平方メートル当たり平均53万9,500円(同3.8%上昇)、成約物件価格は3,478万円(同3.7%上昇)と、いずれも7年連続で上昇した。成約物件の平均専有面積は64.46平方メートル(同0.1%縮小)、平均築年数は21.81年(前年度:21.12年)。新規登録件数は20万1,966件(前年度比3.3%減)となった。

 既存戸建住宅の成約件数は1万3,080件(同1.6%増)と、2年連続で前年度を上回った。新築戸建住宅の成約件数も5,913件(同7.8%増)と、2年連続の増加。

 なお、20年1~3月の首都圏既存マンション成約件数は1万71件(前年同期比1.9%減)と、前期に続いて前年同期を下回った。成約単価は、1平方メートル当たり平均で54万9,100円(同3.5%増)で、29期連続の増加。成約物件価格は3,569万円(同3.9%増)と、30期連続で前年同期を上回った。成約物件の平均専有面積は64.99平方メートル(同0.4%増)、成約物件の平均築年数は21.63年(前年同期:21.03年)。新規登録件数は5万1,682件(前年同期比5.4%減)となった。


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