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不動産のESG投資、将来に期待/JREI調査

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は26日、「不動産のESG投資」についての調査結果を公表した。「第42回不動産投資家調査」の特別アンケート(II)として実施したもので、調査対象はアセット・マネージャー、ディベロッパー、年金基金など。回答社数は122社。

 「ESG投資に適した不動産の賃料収入は、そうでない不動産と比べてどの程度違いがあるか?」については、現在は「特に違いはない」(84.3%)が多数を占めたが、10年後については「1~5%程度高い」(63.6%)と、将来に期待していることが分かった。

 「ESG投資に適した不動産に投融資をする場合、そうでない不動産への投融資に比べてどんなことを期待しますか」については、「不動産価値への影響」(283ポイント)とする回答が最も多く、次いで「賃料単価への影響」(131ポイント)、「IRへの影響」(121ポイント)といった声が多かった。

 また、「ESG投資に適した不動産はそうでない不動産に比べて、期待利回りはどの程度違いがあるか」については、現在は「変わらない」(81.8%)が最多であったが、10年後は「10bp低い(価値が高い)」(43.8%)とする回答が多かった。


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