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国土交通大臣賞はスターツ「おおたかの森」/JARES

 (公社)日本不動産学会は26日、2019年度「業績賞」受賞者を発表した。

 同賞は、1994年に創設。新機軸を打ち出した不動産業やそれに関わる制度の創設等、幅広い取り組みを対象の中から優秀な業績を表彰している。2015年度からは「国土交通大臣賞」も設け、応募があったプロジェクトのうち、特に不動産政策の発展に寄与するものを表彰している。

 「国土交通大臣賞」は、スターツコーポレーション(株)が手掛ける流山おおたかの森駅前市有地有効活用事業「North Square 63」に決定した。千葉県流山市の「おおたかの森」駅前市有地に、多目的ホール、コミュニティホテル、集合住宅を複合的に整備したプロジェクト。多世代が交流する魅力的な公共空間を創出しており、周辺エリアの不動産価値向上と開発のトリガーとなっていると評した。また、事前調整を通じて、提案の幅を効果的に広げた事業提案方式が、公民連携による遊休地活用事業として高く評価された。

 「日本不動産学会長賞」は、行政と民間が協力したまちづくりを行なうため、横浜市建築および開発等に関する調整連絡協議会の取り組みを進めた(公社)神奈川県宅地建物取引業協会や、東京都の日本橋浜町における中小規模の点開発と多様な地域活動によるエリアブランディングに取り組む安田不動産(株)に授与。また、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の小学校を、子供たちの森に寄せる思いや地域住民の夢や希望を込めたサスティナブルな校舎に復旧した「森の学校プロジェクト」に取り組んだ宮城大学風見研究室にも授与する。


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