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19年度のリフォーム等工事受注高、住宅は2ケタ減

 国土交通省は10日、2019年度第4四半期および19年度計の建築物リフォーム・リニューアル調査結果を発表した。調査期間は20年1月1日~3月31日。同期間に元請として受注した増築、改築、改装工事などを対象に、建設業許可業者5,000者に調査した。

 19年度の建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高は12兆7,394億円(前年度比5.5%増)。住宅に係る工事は3兆4,943億円(同10.7%減)、非住宅建築物は9兆2,451億円(同13.3%増)となった。

 工事種類別では、住宅は「増築工事」が664億円(同17.1%減)、「一部改築工事」が1,245億円(同7.2%増)、「改装・改修工事」が2兆6,292億円(同11.1%減)、「維持・修理工事」が6,743億円(同11.3%減)だった。
 非住宅建築物は、「増築工事」5,365億円(同25.5%増)、「一部改築工事」2,249億円(同22.3%減)、「改装・改修工事、維持・修理工事」8兆4,837億円(同14.0%増)。

 工事内容では、住宅は「木造」の「一戸建て住宅」(1兆6,228億円、同7.6%減)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(1兆3,481億円、同7.9%減)の順だった。非住宅建築物は、「コンクリート系構造」の「事務所」(1兆3,463億円、同30.1%増)、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業上)」(1兆1,115億円、同7.9%増)の順となった。

 第4四半期の受注高は3兆2,934億円(前年同期比2.5%減)。このうち住宅に係る工事は8,327億円(同25.8%減)と大幅に減少し、非住宅建築物は2兆4,607億円(同9.0%増)だった。

 工事種類別では、住宅の「増築工事」が147億円(同43.6%減)、「一部改築工事」が233億円(同50.2%減)、「改装・改修工事」が6,248億円(同29.0%減)、「維持・修理工事」が1,700億円(同0.5%増)となった。
 非住宅建築物は、「増築工事」が1,289億円(同6.5%減)、「一部改築工事」が605億円(同42.7%減)、「改装・改修工事、維持・修理工事」が2兆2,713億円(同12.8%増)。

 工事内容は、「木造」の「一戸建て住宅」(3,462億円、同20.6%減)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(3,356億円、同27.6%減)の順だった。非住宅建築物は、「コンクリート系構造」の「事務所」(3,598億円、同34.5%増)、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(2,760億円、同7.3%増)の順。


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