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東急不、練馬のマンションで家事支援の実証実験

「ブランズ練馬中村北」の外観イメージ

 東急不動産(株)は22日、開発中の新築分譲マンション「ブランズ練馬中村北」(東京都練馬区、総戸数32戸)で「家事代行サービス」と「洗濯代行サービス」の実証実験を行なうと発表した。

 同物件は、東京都による「子育て支援住宅」の認定を取得。家電の遠隔コントロールサービスや産婦人科・小児科の遠隔診療サービスを採用している。これらに加えて、家事サポートサービスを試験的に導入する。

 家事代行サービスは、(株)Casyが提供するもので、住宅内の清掃や料理の代行が可能。洗濯代行は、(株)OKULABが提供するサービスで、ユーザーがウェブから登録・注文すると、ドライバーが集荷し、洗濯・乾燥・たたみまで行なって配送してくれる。

 実証実験は引き渡し後に開始。試験導入期間中にこれらのサービスを無償提供し、利用状況をモニタリングする。家事代行は掃除・料理それぞれ1回ずつ、掃除代行は何回でも利用可能。サービスの感想を居住者にアンケートするほか、オペレーション手法やサブスクリプション化などを検証していき、他の物件にも適用するサービスを検討する。

 同物件は西武池袋線「中村橋」駅より徒歩8分。敷地面積1,198.64平方メートル。鉄筋コンクリート造地上6階建てで、住戸専有面積は58.35~101.69平方メートル、間取りは2LDK~4LDK。3月に竣工済みで、7月中旬からオンライン商談で案内を開始。引き渡しは12月中旬の予定。


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