不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

マンション賃料指数、首都圏は全て上昇

 アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は22日、2020年第1四半期(20年1~3月)のマンション賃料インデックスを公表した。

 アットホームが蓄積している全国12エリアの賃貸マンション成約賃料情報を基に、四半期ごとに調査を実施。09年第1四半期を基準に賃料変化を指数化したもの。指数値の差が「~-5.00」は大幅に低下、「-4.99~-0.51」は低下、「-0.50~+0.50」は横ばい、「+0.51~+4.99」は上昇、「+5.00~」が大幅に上昇としている。

 当期の全国主要都市のインデックス(総合)は、首都圏では東京23区は114.95(前期比+1.53)と上昇。東京都下102.67(同+0.62)、横浜・川崎市105.67(同+1.63)、千葉西部105.20(同+0.64)、埼玉東南部105.62(同+1.80)と、首都圏全エリアで上昇した。

 地方都市では、札幌市115.70(同+0.87)、仙台市118.46(同+1.85)、名古屋市101.00(同-1.36)、京都市113.91(同+1.18)、大阪市123.25(同+2.93)、大阪広域104.96(同+1.47)、福岡市109.10(同+0.15)となり、5地域が上昇、1地域下落、1地域横ばいとなった。

 また、東京23区の物件タイプ別指数は、シングルタイプ(18~30平方メートル未満)が112.76(同+1.74)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル未満)が115.79(同+0.60)、ファミリータイプ(60~100平方メートル未満)が113.25(同+1.78)と、いずれも上昇した。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら