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インドネシアの戸建事業で引渡開始/パナソニックH

「SAVASA」第1期の完成住戸

 パナソニック ホームズ(株)はこのほど、インドネシアで開発を進めている職住近接のスマートタウン「SAVASA」の完成住戸の引き渡しを開始。第1期分(全750戸)のうち、第1フェーズ(全183戸)で完成した約20戸の引き渡しを行なった。

 同事業は、2017年に双日グループが設立した共同事業会社「PT. PanaHome Deltamas Indonesia社」が開発主となり、4つのスマートコンセプト(スマートタウンシップ、スマートセキュリティ、スマートホーム、スマートコミュニティ)に基づき開発を推進。2030年には、約37haの敷地内に最大で約2,500戸、人口約1万人規模のまちが完成する予定。

 各住戸は、高品質、高耐久性、短工期を特長とする「WPC構法」を採用し、インドネシアの中高層建築物に求められる耐震基準をクリアする構造を実現。パナソニック製の換気システムの導入により、外気導入時にフィルターを介して大気中のPM10を90%削減する。室内を正圧に保つ第一種換気システムの採用で、外部からの塵埃の侵入も防止。間取りの工夫により、換気を促しながら室内の空気を清浄に保つことができる。
 また、空気質訴求のため、「SAVASA」のマーケティングギャラリー内にでもコーナーを2月に新設。空調(エアコン)、換気・全熱交換器システムを体感することで、目に見えない汚れの除去や、臭いや浮遊菌を抑制する仕組みについての理解を促す。

 今年度末までに計65戸の引き渡しを予定している。


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