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首都圏既存マンション、成約減続くも減少率は縮小

 (公財)東日本不動産流通機構は17日、2020年7月度の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンションの成約数は3,156件(前年同月比2.4%減)。5ヵ月連続の前年同月割れとなったが、減少率は3ヵ月連続で縮小している。地域別にみると、東京都1,682件(同3.7%減)、埼玉県389件(同8.9%増)、千葉県366件(同3.4%増)、神奈川県727件(同7.2%減)と、埼玉県と千葉県では増加に転じた。

 1平方メートル当たりの成約単価は56万300円(同4.7%上昇)、平均成約価格も3,628万円(同5.4%上昇)といずれも上昇した。新規登録件数は1万5,319件(同13.1%減)となり、11ヵ月連続で前年同月を下回った。在庫件数は4万4,350戸(同6.8%減)と、8ヵ月連続の減少となった。

 既存戸建ての成約件数は1,186件(同2.4%増)と、5ヵ月ぶりに増加に転じた。平均成約価格は3,102万円(同2.1%下落)となり、5ヵ月連続の下落となった。


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