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所沢で共用部にワークブース設置したブランズ

東急スポーツオアシス監修のインテリアオプションのイメージ

 東急不動産(株)は31日、開発中の新築分譲マンション「ブランズタワー所沢」(埼玉県所沢市、総戸数155戸)に、新しい生活様式のキーワードである「働き方」「ウイルス対策」「健康増進」に対応する施設・サービスを初導入すると発表した。

 テレワークの増加に伴い、執務スペースの確保に苦慮するユーザーが増加し、また、特にWEB会議や電話の際、周りの声を拾わない、周りに声が聴かれない“遮音性”を求めるニーズがあることから、共用部「スカイラウンジ」内に遮音性能の高いワークブースを導入。フルクローズ型の「TELECUBE by OKAMURA」((株)オカムラ、(株)ブイキューブ、テレキューブ(株))を設置する。ブース内にはテーブル、イス、電源コンセントが設けてあり、セキュリティ性を担保し遮音性にも優れるため、電話やウェブ会議の場として利用できる。これにより、普段はスカイラウンジ内のオープン環境で作業し、電話をする際は「TELECUBE」を利用する、といった共用部での新しい働き方を提案する。
 また、複数人が利用する共用部におけるウイルス対策として、パナソニック(株)製の空間除菌脱臭機「ジアイーノ」(水道直結タイプ)も導入する。

 健康増進に関しては、テレワークに伴い在宅時間が増え運動不足を感じているユーザーが増加し、ホームフィットネスの需要が高まっていることから、専有部で、同社グループの(株)東急スポーツオアシス監修のインテリアオプションプランを提供する。同社のフィットネスアプリ「WEBGYM」を活用し、フィットネス製品と、運動に適した空間デザインを構成する壁材や照明、家具、ミラー等を含めたパッケージプランを開発。なお、同物件では「WEBGYM」のプレミアム機能を全戸2ヵ月間、同プラン購入者には1年間、無料で提供する。

 同物件は、西武新宿線・西部池袋線「所沢」駅徒歩6分に立地。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上29階地下2階建て、敷地面積2,347平方メートル。住戸は2LDK~4LDKで、専有面積63.77~92.38平方メートル。
 2020年4月の緊急事態宣言以降のテレワーク増加に伴い、都心まで60分程度で通勤できる立地での居住希望者が増加傾向にあるなど、住宅の立地に対する考え方に変化が生じていることから、都心部に直通40分圏内での同物件に、これらの導入を決めたもの。

 竣工は2022年1月下旬、入居開始は同年2月下旬予定。9月中旬から第2期3次販売を開始する予定。販売戸数は11戸。販売価格は、4,688万~7,378万円。最多価格帯は5,500万円台。


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