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野村不他、「岡山」駅前で再開発に参画

「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図

 野村不動産(株)、JR西日本不動産開発(株)、(株)奥村組で構成するグループが事業協力者として支援してきた「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」(岡山市北区)の再開発組合が1日、設立した。

 同事業は2016年9月に準備組合が設立され、17年3月から同グループが参画、19年3月に都市計画決定された。組合の設立を受けて野村不、JR西不は参加組合員、奥村組は特定業務代行者として再開発に参画する。

 事業地は、JR「岡山」駅に隣接する、岡山市の玄関口とも言えるエリア。低未利用地が多く、既存建物の老朽化も進んでいたことから都市機能の再整備を図る。再開発は、「OKAYAMA GATE PLACE」をコンセプトに、住宅・ホテル・商業・コンベンションといった拠点機能を持たせ、地域コミュニティの活力を高めつつにぎわいを創出する。

 施行区域面積は約1.4ha。西街区に住宅棟、ホテル棟、東街区に駐車場棟の3棟を整備する。西街区の総延床面積は約6万7,600平方メートル。住宅棟は地上32階地下2階建て、分譲マンション(総戸数約440戸)と商業機能を持つ。ホテル棟は地上16階地下1階建てで、ホテル・商業・業務・コンベンション機能を備える計画。駐車場棟は地上6階建てで約370台を収容可能。

 21年度に権利変換計画認可を予定しており、22年度に駐車場棟、23年度に住宅棟、24年度にホテル棟を着工する計画。竣工は26年度の予定。


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