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東京オフィス空室率、3ヵ月連続で上昇

 ビルディンググループは9日、2020年8月度の全国6大都市圏(東京、名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台)の主要エリアにおけるオフィスビル市況調査結果を発表した。調査対象は、空室率が基準階床面積100坪以上の事務所ビル。推定成約賃料は同100~300坪の事務所ビルの空室1坪当たりの単価(共益費込み、税抜き)。

 東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は2.99%(前月比0.33ポイント上昇)と3ヵ月連続で上昇した。1坪当たりの推定成約賃料は2万3,827円(同190円上昇)と上昇した。

 区別では、千代田区が2.48%(前年同月比0.86ポイント上昇)、中央区3.20%(同0.88ポイント上昇)、港区2.84%(同0.75ポイント上昇)、新宿区3.29%(同0.88ポイント上昇)、渋谷区4.39%(同2.74ポイント上昇)となり、全ての区が上昇している。

 その他の都市も、名古屋は空室率2.21%(同0.15ポイント上昇)・1坪当たり賃料1万2,215円(同52円低下)、大阪は2.25%(同0.21ポイント上昇)・1万1,595円(同180円上昇)、福岡は2.06%(同0.06ポイント上昇)・1万5,655円(同153円上昇)、札幌は1.50%(同0.14ポイント低下)・1万1,441円(同11円上昇)仙台は4.29%(同0.86ポイント上昇)・1万1,942円(同108円上昇)と、札幌を除くすべての都市で空室率が上昇した。


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