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野村不、ケンが参画。西麻布の再開発組合が設立認可

「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の外観完成予想図

 野村不動産(株)と(株)ケン・コーポレーションが事業協力者として協力していた「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区)が10日、東京都より市街地再開発組合の設立が認可された。これに伴い、両社は参加組合員として同事業に参画する。

 同事業は「六本木ヒルズ」に隣接する約1.6haを対象とし、防災性の向上や緑豊かな憩いの空間の確保、質の高い住環境整備などを通じて魅力あるまちづくりを進める。周辺市街地と調和する緑豊かな複合市街地の形成を目指し、高さ約200m、延床面積約9万6,000平方メートル「超高層棟」を整備。住宅(約500戸)やホテル、事務所、店舗を集積させる。なお、ホテルは外資系ラグジュアリーブランドの誘致を図る。

 また、都市計画道路である補助第10号線(テレビ朝日通り)の拡幅や、六本木ヒルズを含む周辺エリアとの回遊性を高める歩行者デッキや防災拠点となる広場の整備によって、まちの安全性・防災性を高める。さらに地区内の3つの寺社を再整備することでまちの歴史も継承する。

 今後、2021年度に権利変換計画認可、22年度に着工を予定。26年度の竣工を予定している。


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