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20年上半期の住宅リフォーム市場規模は2.8兆円

 (株)矢野経済研究所は16日、2020年第2四半期(20年4~6月)の住宅リフォーム市場に関する調査結果(速報値)を発表した。同社専門研究員による市場規模算出および文献調査を実施。

 同期の住宅リフォーム市場規模は1兆4,724億円(前年同期比7.5%減)と推計。コロナ禍で、前年同期比で5~6割程度と予想していたが、テレワークの普及で在宅時間が増え、住宅への関心の高まったことで、緊急事態宣言解除後は、住宅設備機器の交換などの需要が堅調に推移。想定よりも小幅な落ち込みにとどまった。

 20年上半期(1~6月)の住宅リフォーム市場規模は2兆8,053億円と推計。コロナ禍の影響を受けたが、結果として上半期を通して前年同期比2.0%減にとどまった。

 また、20年の住宅リフォーム市場規模は、5兆9,000億~6兆2,000億円と予測。コロナ禍による経済活動全体の低迷が長引けば、今以上にリフォーム関連への支出(需要)が抑えられる可能性は高いとした。


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