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2物件で「テレワークモデル」を提案/東急不

「ブランズシティ世田谷中町」に設置したコックピッド型ワークスペースイメージ
リビングに面した洋室には子供と大人が並んで勉強や仕事ができるスペースを用意

 東急不動産(株)は23日、「ブランズシティ世田谷中町」(東京都世田谷区、総戸数252戸)と「ブランズ浦和別所沼公園」(埼玉県さいたま市、総戸数74戸)の2物件で、「テレワークモデル」のモデルルームを開設した。

 コクヨ(株)と共同開発した在宅ワーク向けオプション家具を備えたモデル。限られた居住スペースの中で、収納や家具にワークスペースを組み込むことで、住戸内の建具やフローリングとカラーの統一性を持たせ、居住性を損なわないインテリア性の高いワークスペースの提案を目指した。開発にあたって、週2日以上テレワークを実施しているマンション居住者を対象にインタビューを実施。「小さくてもいいから仕事モードに入れるスペースがほしい」「家族がいるリビングでは音が気になってオンライン会議に参加しにくい」「家の中で気分転換しながら仕事がしたい」といった声に着目し、開発に反映させている。

 「ブランズシティ世田谷中町」では、「ワークベースのある家」をテーマにモデルルームを企画。集中力を高めて仕事をする際におすすめのワークスペースとして、寝室の壁面収納内に、コクヨと共同開発したコックピット型のワークスペースを設置した。オンライン会議を快適に行なうことができるよう、壁面と天井には吸音パネルを採用し、上部にはブース内を明るく照らすLED照明を、正面の壁には、メモを貼ったり、付属のスマホスタンドを使えばテレビ会議も行えるマグネットボードを導入した。

 リビングに面した洋室には家族が利用用途や気分に合わせて利用できるワークスペースも用意。コクヨ(株)がオフィス向けに開発した高さ調整が可能なデスクを2台用意し、子供と大人が並んで勉強や仕事ができるように、また気分に合わせて立ちながらの仕事もできるようにした。

 「ブランズ浦和別所沼公園」では、「ワークシーンをえらぶ家」をテーマに、リラックスしながら仕事ができる場としてデイベッド型のワークスペースを製作。USBコンセントや、音の反響を軽減する吸音パネルも採用し、下部には引き出し収納も付けている。

 その他、リビングは、可動式のパーテーションパネルでゾーンを分けることで、夫婦ともに在宅の場合に緩やかなプライベート性を持たせ、ダイニングテーブルには集中できるよう周囲を囲む折り畳みブースも設置している。

「ブランズ浦和別所沼公園」のデイベッド型ワークスペースイメージ


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