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住みたい街、6年連続「恵比寿」がトップ

 大手マンションディベロッパーで運営する新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」は9月30日、2020年度の「住んでみたい街アンケート」結果を発表した。現在の住所地が首都圏(1都3県)・関西圏(2府2県)のメジャーセブン各社のネット会員が調査対象。集計数は、首都圏3,412人、関西圏745人。調査時期は、7月28日~8月10日。

 首都圏の住んでみたい街トップは「恵比寿」で6年連続の1位。2位「目黒」(前年度3位)、3位「吉祥寺」(同5位)、4位「自由が丘」(同4位)、5位「横浜」(同8位)と続いた。選択した理由については、全般的に「交通の便」「生活に便利」といった利便性の良さが挙がっており、恵比寿は「おしゃれ・洗練さ」、吉祥寺は「公園の多さ」、自由が丘は「好きな沿線」、横浜は「商業施設の充実」などの理由が挙がった。

 関西圏は、5年連続で「西宮北口」がトップに。以下、2位「夙川」(同4位)、3位「梅田・大阪」(同2位)、4位「岡本」(同3位)、5位「御影」(同7位)。選択した理由は、西宮北口、梅田・大阪は「交通の便が良い、日常生活に便利」といった利便性の良さや商業施設の充実で、夙川、岡本、御影は「まち並みのきれいさ、閑静なまち並み、高級感」などが上位の理由となった。

 今回は、マンション購入意向者のコロナ禍における在宅勤務の状況についても調査を実施。在宅勤務をしている人の割合は63.2%(完全に在宅勤務のみ11.2%、オフィス勤務と在宅勤務の両方52.0%)だった。在宅での不満点を尋ねたところ、「メリハリを付けづらい」「仕事に適したスペースがない」「仕事に適したデスクや椅子がない」が各3~4割台で上位に挙げられた。在宅勤務をしている人に、今後、在宅勤務のために自宅環境を整えたいとの意識があるかと尋ねたところ、7割近く(67.4%)が「整えたい」との意向を示した。具体的には、「今より広い家に引っ越したい」(32.1%)、「仕事に適したデスクや椅子を購入したい」(31.6%)、「間取り数が多い家に引っ越したい」(23.4%)、「ワークスペースなどの共用施設が充実しているマンションに引っ越したい」(15.8%)などが上位に挙がった。


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