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三井不、ロンドンの大規模再開発で新築棟を着工

「ゲートウェイセントラル棟」外観イメージ

 三井不動産(株)は、英国子会社Mitsui Fudosan(U.K.)LTD(英国三井不動産)を通じ、2015年より開発を進めるロンドンの「ホワイトシティプレイス再開発計画」において、新築棟「ゲートウェイセントラル棟」(以下、セントラル棟)を着工した。

 ロンドン市中心部のウェストエンドから西へ約6kmのホワイトシティエリアで、12年に同社グループが英国の公共放送局BBCの所有土地を取得。「テレビジョンセンター再開発計画(第1期)」を皮切りに、再開発を推進している。

 「ホワイトシティプレイス再開発計画」は、オフィス・店舗からなる新築棟2棟と、オフィスビル等の改修棟4棟で構成するもので、改修棟は17年9月に竣工済み。
 今回着工するセントラル棟は、延床面積約3万2,500平方メートル、地上11階地下1階建て。総貸付面積は約2万5,000平方メートル。英国の大手設計事務所であるアライズ・アンド・モリソン社がデザインを行なう。約250人を収容できる野外テラスも設ける予定。
 また、大手化粧品メーカーであるロレアルの英国現地法人と賃貸借契約を締結。契約面積は約1万1,000平方メートル超で、6階分を賃借する予定。英国本社としての用途以外にも、年間約1万人の美容師を育成するロレアルアカデミーも開設する計画。

 竣工は、22年末を予定する。

野外テラス完成イメージ


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