不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

兜町のビルにオープンテラスを整備/平和不

ビル内に整備したオープンテラス

 平和不動産(株)は26日、同社が推進する「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の第2フェーズとして、「兜町第4平和ビル」(東京都中央区)1階にオープンテラスを整備したと発表した。

 同ビルは、東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅徒歩2分に位置。鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階建て。
 同社は新中期経営計画「Challenge&Progress」において、まちづくりに貢献するサステナブルな社会の実現を目指しており、今回整備したテラスではその施策の一環として、新たに「Wood PJ/ウッドプロジェクト」「Green PJ/グリーンプロジェクト」「PORTE STORE/ポルテストア」の3つのプロジェクトを推進している。

 「Wood PJ」としては、(株)日本取引所グループ(JPX)が森の保全活動として整備した「東証上場の森」(秋田県由利本荘市)の木材を活用したウッドデッキやベンチをテラス内に設置。誰もが親しみやすく手に取りやすい形を意識し、木材をブロック化し、それを「Kabulock(カブロック)」と名付けた。さまざまなものを作れる仕組みにし、今後、その他のプロジェクトにおいても活用していく予定。
 「Green PJ」は、エリア内の外構植栽を共通のコンセプトデザインでつなぎ、まちとの一体感を醸成する。テラスでは、東証上場の森のある秋田県由利本荘市のシンボルである鳥海山の「白い自然」をモチーフにし、兜町・茅場町らしい植栽コンセプトと、採掘が禁止され今後貴重となる鳥海石を組み合わせた空間を展開した。
 さらに、同社事業としては日本橋兜町で初となる、フードトラック「PORTE STORE」をテラス内に誘致。豪雨災害で困っている農家の野菜や、ジビエをはじめ、社会問題となっている事業を加工品化し、提供する。

テラス内にはフードトラックを誘致


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら