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ジャカルタ郊外で全397戸の大規模分譲/JR西

「ASERA NISHI」完成予想図

 西日本鉄道(株)は5日、インドネシア・ジャカルタ郊外で戸建住宅開発プロジェクトを本格始動したと発表した。

 ブカシエリアでダマイプトラグループ(以下、DPG)と共同事業体を組成し、戸建住宅「ASERA NISHI」(総戸数397戸)を9月より販売開始。同プロジェクトは、ブカシエリアの先行案件「Sayana Apartments」に続く、DPGとの共同事業第2弾。インドネシアでの住宅開発としては第4弾目となる。同エリアは首都ジャカルタ市の郊外に位置するベッドタウンで、人口増加に伴い今後も高い住宅需要が見込まれることから、同計画の推進を決定。2019年9月にDPGとの合弁会社を設立した。

 「ASERA NISHI」は、ブカシエリア最大規模のタウンシップ開発が進められる「KOTA HARAPAN INDAH」(総開発面積約2,200ha)内に位置。同エリア中心部から車で15分。敷地面積約5万3,880平方メートル、総延床面積は約2万9,400平方メートル。総事業費は約21億円。

 「Balance」を開発コンセプトに、居住者が自然を感じながら、仕事とプライベートを充実できるようなまちづくりを目指す。開発地内には、公園や緑豊かな植栽だけでなく、プール、バスケットコート、ジョギングトラックなども整備する。
 住戸内は、テレワーク対応の部屋を設置するほか、空気の循環しやすい間取りとするなどライフスタイルの変化にも対応。鉄筋コンクリートレンガ造2階建て。居住面積は1戸当たり約55~107平方メートル。子育て世帯や夫婦等を主なターゲットとし、間取りは2ベッドルーム、3ベッドルームの2種類6パターンを用意する。平均販売価格は約1,400万円(約20億インドネシアルピア)。

 すでに造成工事に着手しており、21年9月より建築開始。23年1月に竣工、23年度内に全戸引き渡しの予定。


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