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三井不他、福岡の青果市場跡地で大規模商業施設

「(仮称)福岡市青果市場跡地活用事業」の全体イメージ

 三井不動産(株)は13日、福岡市博多区の青果市場跡地での商業施設開発プロジェクト「(仮称)福岡市青果市場跡地活用事業」の概要を公表。12日には起工式を執り行なった。

 同プロジェクトは九州電力(株)、西日本鉄道(株)との共同事業。福岡市が実施した事業者公募に3社の事業コンソーシアムが採択され、3社が共同で設立した特別目的会社が敷地を取得して事業を進めている。

 計画地は、JR鹿児島本線「竹下」駅より徒歩9分。敷地面積は約8万6,600平方メートル。建物は鉄骨造地上5階地下1階建ての店舗棟と、鉄骨造7階建て2棟の立体駐車場棟で構成。合計延床面積は約20万6,400平方メートル。
 幹線道路に接するほか、福岡空港やJR他「博多」駅にも近接した広域集客が期待できる立地。計画地内にはバスターミナルを新設するなど、公共交通機関での利便性も充実させる。

 広場空間や商業機能を中核とし、福岡市内の新たなまちづくり拠点としてにぎわいを創出。フットサルコートやテニスコート、200mのトラックを持つスポーツパークをはじめ、コンセプトの異なる広場を敷地全体に配していく。商業ではファッション・雑貨・飲食・エンターテインメント施設などを揃え、幅広い世代のユーザーが楽しめる空間を目指す。

 また、福岡市が進める「感染対応シティ」の取り組みにも寄与。建物間口を広げて自然換気を促進するほか、非接触型の決済システム導入といった新しい生活様式に対応した計画とする。

 2022年春の竣工・開業を予定している。


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