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「彩都」のスマートシティ化へコンソーシアム

 阪急阪神不動産(株)は3日、(株)フォーシーカンパニー(東京都千代田区、代表取締役:中澤博司氏)、(株)ビットキー(東京都中央区、代表取締役:江尻祐樹氏・福澤匡規氏・寳槻昌則氏)、彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会と共同で、「彩都スマートシティコンソーシアム」を設立すると発表した。

 今後同コンソーシアムを主体として、彩都(2004年にまちびらきした大阪府北部にあるニュータウン)にこれまで整備された共用施設等のハードや地域サービス等のソフト、コミュニティ基盤(会員組織やポータルサイト、共用施設、自治体連携など)を、テクノロジーと組み合わせることで、より安心・便利なスマートシティとして新しいライフスタイルを提供していく。

 20年12月からは、阪神阪急不動産が分譲したマンション等において、ビットキー技術を活用し、マンションエントランスの自動ドアを非接触で解錠できる顔認証システムを用いた実証実験を開始する。同システムを利用することで、鍵を取り出すことなく入館することが可能となる。
 また、専有部玄関扉にスマートロックを設置すれば、家事代行・宅配等外部サービス事業者に、マンションエントランスや専有部玄関扉の時限パス、ワンタイムパスを発行することができ、不在時を含め、非対面・非接触での外部サービスの利用も可能となるという。

 今後は25年開幕の大阪・関西万博に向けて、モビリティや決済サービスなどとの連携を含むサービス拡充を検討していく。


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