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日本橋にアカデミアやVC向けのイノベーション拠点

「GLOBAL LIFESCIENCE HUB」内観(コミュニケーションラウンジ)

 三井不動産(株)は14日、東京・日本橋で10ヵ所目となる、新しいライフサイエンス拠点「GLOBAL LIFESCIENCE HUB(グローバルライフサイエンスハブ)」を開設した。

 同社では、(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(以下、LINK-J)と共に、ライフサイエンス分野において新産業を創造するためのエコシステム構築に取り組んでいる。その一環として、グローバルなライフサイエンスプレイヤーを集積する新拠点を、「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区)7階に開設した。

 同施設は、ライフサイエンスプレイヤーの中でも特に国内外のアカデミアやベンチャーキャピタルをターゲットとした。コミュニケーションラウンジ、カンファレンスルーム(最大収容人数70名)、ミーティングルームで構成する。什器やWi-Fiなどをはじめ、グループの規模に応じて選択できる「パーソナルブース」や「オープンデスク」などの設備を用意。また、英語対応可能な受け付けなど、グローバルなニーズに応えるファシリティも整備する。新たな知の創出やイノベーションにつなげる場として機能する。

 国内アカデミアの東北大学東北メディカル・メガバンク機構、東北大学オープンイノベーション戦略機構、東北大学ナレッジキャスト(株)のほか、海外アカデミアの米国のカリフォルニア大学サンディエゴ校の利用が決定している。また、ベンチャーキャピタルはすでに国内外合わせて3社が入居した。今後も誘致を進めていく。

 両社は、ライフサイエンス領域でのグローバルな連携を促進することで、エコシステムの構築を強化し、さらなるイノベーション創出に貢献していく。


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