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タイの日本人向け賃貸住宅を拡張/東急

住宅ゾーンのイメージ

 東急(株)は28日、タイ王国チョンブリ県シラチャ郡で展開している日本人向け賃貸住宅事業「ハーモニック レジデンス シラチャ」(全180戸)の隣接地に開発している「ハーモニック レジデンス シラチャ 拡張計画」(全141戸)の第1期(全32戸)が8月に竣工・開業すると発表した。

 同社は、2014年にタイ大手財閥系企業サハグループと合弁会社「サハ東急コーポレーション」を設立。同物件の開発を推進してきた。建設地のシラチャは、バンコク中心部から南東約100kmに位置し、周辺には製造業を中心とした日系企業が集積しているため、バンコクに次いで多くの日本人が暮らしている。

 同物件は、子育て世帯に人気が高く、日本人にとって住みやすい3LDKの他、シラチャのサービス付き賃貸住宅では初めて4LDKの住戸を用意する。日系セキュリティ会社の24時間セキュリティを導入することで安全性を確保。また、敷地内での歩車分離や緑豊かな遊歩道の設置によって安心・快適な住環境を実現している。

 第1期竣工後も順次拡張していき、22年には全141戸が完成予定。拡張後は敷地面積は約10万平方メートル、1,200人以上が居住可能となる。

 今後は、住戸の拡張に合わせて共用施設も拡張する予定。多目的ルームや公園の拡張のほか、リモートワークも可能な図書施設や体育館を新設。同社が培ってきたコミュニティづくりのノウハウを生かし、畑での栽培・収穫体験といった居住者コミュニティを活性化するさまざまなイベント等を予定している。

リモートワークも可能な図書室


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