積水ハウス（株）は25日、賃貸住宅のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（以下、「賃貸ZEH」）をシャーメゾンブランドで本格展開すると発表した。
賃貸ZEHは、高い断熱性能により、夏の暑さ・冬の寒さを和らげ、年間を通して住まい手の快適な暮らしを実現。高効率エアコン、LEDなどの採用による「省エネ」と、太陽光パネルの「創エネ」により、一般的な賃貸住宅と比較して、CO2排出量を93％、光熱費を39％削減する。災害による大規模停電が発生した際にも、太陽光パネルを非常用電源として使用することが可能。
同社は、2013年に新築戸建住宅におけるZEH「グリーン・ファースト・ゼロ」を市場に投入。19年度には、新築戸建住宅の87％、累計棟数5万1,793棟を実現した。その知見をベースに、17年に賃貸住宅に参入。20年の年間受注戸数は2,976戸、21年1月には累計受注戸数が3,500戸を超えた。シャーメゾンZEHによる累計CO2排出削減量は、6,363t-CO2を見込む。