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森トラスト(株)は11日、「リモート震災訓練」を開催した。
テレワーク推奨・出社制限を設けている状況下で災害が発生して通常の人数が集められない場合でも、企業活動を継続し、グループのビル防災体制を機能させることを目的としている。
出社率30%未満で被災した状況を想定し、リモートでも自宅や各ビルとの連携をとり防災体制を維持するための「災害時情報共有ツール」の操作習熟や、感染症対策に対応した「震災対応マニュアル」の実効性の確認を行なった。
結果、情報収集や対応判断については、リモートでも可能であることを確認できたという。リモートでは対応できない各ビルへの応援出動に対しては、出動要員割り振りのための出動可否情報の収集と要員不足時の対応ルール整備の必要性があることが判明した。
また、「仙台トラストシティ」では、東日本大震災当時、同ビルに勤務していたグループ社員が参加し、震災時の対応や心情を振り返る座談会を実施し、その内容を記事化して当時の資料映像と共に社内配信する試みも行なった。