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虎ノ門・麻布台プロジェクトに予防医療センター移転

 森ビル(株)は30日、慶應義塾(東京都港区)と基本協定を締結し、2023年に開業を予定している「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」に現在新宿にある「慶應義塾大学病院予防医療センター」(以下、予防医療センター)を拡張移転すると共に、「ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座」を開講すると発表した。

 移転先は、虎ノ門・麻布台地区A街区の5・6階で、予防医療センター面積は約3,600平方メートルの規模となる。併せて検査機器の更新も実施し、高度な検査・診断技術に基づく従来の人間ドックに加え、個別化する受診者ニーズに応じた予防医療を展開する。

 また4月より森ビル・慶應義塾が共同で研究講座を開設する。26年3月までの5年間、予防医療センターと協働し、個別化予防医療実現に向けた健康診断・健康支援に関する研究や、ウェルネス・ウェルビーイングを実現する働き方・経営、オフィス・街区の環境に関する研究などを行なう。

 さらに健康プログラムに加え、スパやフィットネスクラブ、レストランやフードマーケットなどさまざまな施設のほか、広場や菜園などもメンバーシッププログラムやサービスで結び、まちに住み、働くことが「ウェルネス」につながる仕組みの構築を進める。


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