不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都心5区ビル空室率、8ヵ月連続で上昇

 三幸エステート(株)は12日、2021年3月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は2.21%(前月比0.35ポイント上昇)と、8ヵ月連続で上昇。17年8月以来で2%を上回り、潜在空室率も既存ビルでの募集床増加により、14ヵ月連続で上昇。まとまった面積の募集床を中心に、後継テナントの確保に時間がかかる状況が継続している。

 1坪当たりの募集賃料は2万9,296円(同121円下落)と11ヵ月連続で下落。募集面積は57万2,209坪(同4万2,345坪増)と増加した。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.6%(同0.6ポイント上昇)、札幌市2.1%(同0.6ポイント上昇)、仙台市4.5%(同0.2ポイント上昇)、名古屋市2.0%(同0.2ポイント上昇)、大阪市2.4%(同0.1ポイント上昇)、福岡市2.0%(同0.1ポイント下降)となった。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら