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三菱地所、バイオマス発電事業に参入。東松山に合弁会社

 三菱地所(株)は31日、静岡ガス&パワー(株)、プロスペックAZ(株)との合弁会社「東松山バイオマス発電合同会社」(埼玉県東松山市)を設立し、街路樹の剪定枝等を活用したバイオマス発電事業に参入すると発表した。

 都市部の剪定枝の推定量は、関東1都6県だけで年間約50万tといわれ、大部分は廃棄処分または焼却処分されている。そこで、都市の街路樹や公園の樹木などから発生した剪定材を燃料として再利用。まちのエネルギーに変える地域循環型の再生可能エネルギー発電事業として取り組んでいく。

 埼玉県東松山市にバイオマス発電所(発電容量1,990kW)を開発、2022年度より運転を開始する予定。年間約1,500万kWh(一般家庭で約4,800世帯分の電力に相当)を発電、年間約6,900tのCO2削減を見込む。


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