（一社）日本ホームステージング協会は23日、ホームステージングの指針となる基本的な考え方を示したガイドライン「ホームステージングガイドライン」をWebサイト上に公開した。
コロナ禍となった2020年から非接触型のVRホームステージングが急激に拡大するなど、ホームステージングビジネスの本格的な広がりが見られる一方で、事業者や消費者からはホームステージングに対する質問や疑問、そして「家具の搬入の際の傷や汚れ」「責任の所在が不明確」といったトラブル報告等が寄せられるようになった。こうした状況を受け、ホームステージングを認知する不動産営業担当者にアンケート調査を実施したところ、約4割が不安やためらいを感じ、6割超が明確なガイドラインを希望していたことから、同ガイドラインを策定した。
主な掲載内容は「教育・指導・トラブル情報の報告及び共有」「行動指針」「コンプライアンスの遵守」「ホームステージングサービスの提供」「見積書または明細書の提示と説明」など。誰でも自由に閲覧できる形で公開している。