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全日新理事長に秋山 始氏

全日の新理事長に選出された秋山 始氏

 (公社)全日本不動産協会は24日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)にて定時総会を開催。2020年度の事業や収支決算、21年度事業計画・収支予算を報告した。また役員改選期にあたり新役員を選出、新理事による理事会を開き、選挙の結果、神奈川県本部所属の秋山 始氏が新理事長に選出された。

 新理事長に選出された秋山氏は抱負として「全日の理事長は非常に重い仕事だと受け止めている。北海道から沖縄まで、会員が協力してよりよい全日していくために活動していきたい」と話した。

 前理事長の原嶋和利氏は、「ウィズコロナがビジネスや生活においても新しいスタイルとなり、不動産業界にもデジタル化の波が来ている。こうした過渡期においても地に足を付け、組織が持つ力を生かす時だ。この4月末時点で会員数が3万3,000社に達した。この流れを止めることなく活動していってほしい。3期6年の理事長職の中で、役職員や会員に支援してもらったことに感謝したい」と感謝の言葉を述べた。

 21年度の事業計画では、「組織改革の推進による財務体制強化」「適切な公益事業の実施」「さらなる会員増強」「会員支援の充実」の4点を柱に活動を展開。会員数3万4,000社の早期達成を目指すほか、会務運営の一層の合理化・効率化を進めることで会務の安定化を図る。また、空き家等対策の推進、不動産に関する調査研究、不動産に関する各種研修などを幅広く進めていくことも盛り込んだ。


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