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川崎の大規模複合開発ビルをZEB化/JR東

「KAWASAKI DELTA」外観

 東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)は25日、同社が開発した大規模複合開発ビル「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」(川崎市幸区)において、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)カテゴリーを複数取得したと発表した。

 同ビルは、敷地面積約1万2,400平方メートル、延床面積約13万7,000平方メートル。オフィス、カンファレンス、保育施設の「JR川崎タワー オフィス棟」(地上29階地下2階建て)、カフェ・レストラン、フィットネス・スパの「JR川崎タワー 商業棟」(地上5階地下1階建て)、「ホテルメトロポリタン 川崎」(地上16階建て、客室数304室)で構成する。

 オフィス部分は「ZEB Ready」、ホテル部分は「ZEB Oriented」、フィットネス・カンファレンス他部分は「ZEB Oriented」をそれぞれ取得。10万平方メートル超級の大規模複合開発ビルにおける主用途でのZEBカテゴリーを複数取得するのは、国内初。

 また、(株)ジェイアール東日本ビルディングと東京ガス(株)は、カーボンニュートラル都市ガス(以下、「CN都市ガス」)供給に関する契約を締結。脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一つとして、同ビルで4月からCN都市ガスを導入している。この取り組みにより、年間約2,800tのCO2削減効果があるという。


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