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晴海のCLTパビリオンを岡山・真庭市に移築

「CLTパビリオン」外観

 岡山県真庭市は、サステナブルの価値を体感できる施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)」(同市・蒜山高原)を、7月15日にオープンする。

 19年11月に、CLTの魅力と木材の文化・情報発信を目的に、真庭市産のCLTを使用して建設された、隈 研吾氏設計監修の「CLT PARK HARUMI」を移築したもの。
 同市はこれまで、価値のなかった資源を生かし、経済を循環させる「回る経済」の実現に取り組んでおり、2018年には「SDGs未来都市」にも選定されている。この取り組みを発展させるため、(株)阪急阪神百貨店とともに「GREENable」をコミュニティ・ブランドとして立ち上げた。同施設は、移築可能な素材・構造システムを実現することで、木材の新たな活用方法、さらには建築物のアップサイクル例として持続可能性を体現。同ブランドに込められた想いと持続可能な循環型社会を世界に発信する拠点となる。

 米子自動車道「蒜山IC」から車で約3分に位置。CLTパビリオン「風の葉」、蒜山ミュージアム、国立公園蒜山の観光情報とサステナブルな暮らし(商品)を提案するビジターセンター・ショップ、蒜山高原の自然や文化資源を生かした体験メニューを提供するサイクリングセンターで構成される。


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