（株）ジェクトワンは29日、全国各地の空き家活用に取り組む事業者と提携した組織「アキサポネット」を組成。加盟事業者へのサポートを開始した。
「アキサポ」は、同社が空き家を借り受けた上でリノベーション工事を行ない、一定期間転借するもの。同サービスを展開して5年が経ち、全国各地の企業や空き家所有者から多くの問い合わせがあることを受け、アキサポを全国展開すべく、全国各地の事業者とパートナー提携する「アキサポネット」を発足した。
全国各地の空き家活用事業者とライセンス契約を締結。事業者は、アキサポネットメンバーとして空き家問題の解決に取り組む。メンバーには、同社が蓄積してきた空き家に関するノウハウを提供。サービス開始にあたっては、スタートアップ研修やフォローアップ体制も整え、空き家の活用事例共有、メンバー同士のコミュニケーション創出の機会を提供する。
全国8エリアで事業を展開。3年後をめどに、加盟事業者70社以上の獲得を目指す。
同日行なった事業説明会で、同社代表取締役の大河幹男氏は「当社は全国の空き家を活性化させ、不動産市場の流通に乗せていくことを空き家活用のゴールと捉えている。メンバー同士が競い合うのではなく、チームとしてエリア内の空き家問題を解決していきたい。メンバーには、一般的な不動産価値の判断のみではなく、物件に適した改修や活用用途を考えるといった“空き家活用のプロ意識”を持ってもらい、常に顧客満足度の向上に努めてもらいたい」と話した。