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目黒区の大規模低層マンション、5割超が成約/住友不

A棟西側
エントランス。建物周囲には植栽を豊富に施した

 住友不動産(株)は27日、今年5月に竣工し販売中の分譲マンション「シティハウス下目黒」(東京都目黒区、総戸数195戸)を報道陣に公開した。

 JR山手線「目黒」駅バス9分徒歩4分、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩15分、東急東横線「学芸大学」駅徒歩17分に立地。敷地面積約8,449平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建て、延床面積約1万5,969平方メートル。幹線道路から約150m奥まった落ち着いた高台の第一種低層住居専用地域に位置し、低層マンションとしては目黒区内最大規模。緑豊かな約12haの都立公園にも近い。入居開始は10月下旬の予定。

 建物は、駐車場を取り囲む4棟構成。外観はダークカラーの垂直ラインとホワイトの水平ラインのコントラストを生かした重厚感のあるデザイン。建物周囲には豊富な植栽を配置した。エントランスホールは2層吹き抜け(天井高約4.7m)。集会室となるラウンジも備える。

 住戸は、専有面積55~100平方メートル、1LDK+S~4LDK、全69タイプ。約70平方メートルの3LDKが中心で、55~56平方メートルの2LDKが約3割。4LDKは2戸で約100平方メートル。生ゴミディスポーザー、ミストサウナ、天然石キッチンカウンターなどが標準。リビングの天井高は2,400mm。

 在宅時間増加による生活スタイルの変化に対応し、1階東向きの住戸を中心とした16戸に奥行き約3.0~5.9m(約32平方メートル)のテラス付住戸を用意。リビングの天井高も2,500mmとし、開放的な空間を創出した。

 2020年3月に販売を開始し、現在5割超の住戸が成約済。これまでの反響は2,500件超で、4月に開始した同社マンションYouTube公式チャンネルでも再生回数1万5,000回と販売中物件のトップとなっている。購入者の7割が実需中心の30歳~40歳のファミリー世帯。販売直後にコロナ禍となったこともあり、渋谷区や目黒区のIT企業、大手企業等に勤務する層が、在宅勤務の増加でより広い住戸を求めるケースが多い。残り2割は60歳以上のシニア層、1割が単身者。立地や「目黒アドレス」、武蔵野台地の高台という地盤の安定さなどが評価されている。

 現在17戸を販売中。販売価格は8,000万~1億3,000万円。55平方メートルの2LDKが8,000万円~(坪単価約480万円)、70平方メートルの3LDKが9,800万円~(坪単価約460万円)。テラス付住戸は販売前だが、70平方メートル+テラス(30平方メートル)のため、約1億1,000万円となる見込み。

3LDKリビングイメージ
アウトドアリビングとして活用できるテラス付住戸


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