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地所レジ、渋谷・神山町で億ション分譲

「ザ・パークハウス グラン 神山町」完成予想図

 三菱地所レジデンス(株)は14日、同社の分譲マンションの旗艦ブランド「ザ・パークハウス グラン」の第7弾となる「ザ・パークハウス グラン 神山町」(東京都渋谷区、総戸数55戸(募集対象外5戸含む))のモデルルームを25日にオープン。10月上旬に第1期の販売を開始すると発表した。同日、モデルルームを報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅徒歩9分、東急東横線他「渋谷」駅徒歩11分に立地する、地上4階地下1階建てのマンション。建設地は、高級住宅街として有名な松濤・神山町の一角。外国人向け賃貸マンション跡地で、2018年夏に取得。渋谷を拠点とする東急(株)に共同事業を持ち掛け、同社が売主に名を連ねる。同ブランドでの供給は約5年ぶりで、渋谷区での供給、第1種低層住居専用地域での供給は初めて。

 第1種低層住居専用地域かつ敷地面積4,000平方メートル超という希少価値の高い立地を生かすべく、デザイン監修に渋谷在住のデザイナー、グエナエル・ニコラ氏のデザインスタジオCURIOCITYを起用。「別荘in渋谷」をコンセプトに、外観・エントランスホールなどの共用部は木製ルーバーを基調にしたデザインとし、自然感や温かみを演出した。第1種低層住居専用地域ながら、敷地内の緑地率20%超と植栽も多く施した。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積約71~160平方メートル。平均面積は104平方メートル超、3LDKがメイン。テラス付き住戸12戸、ルーフバルコニー付き住戸3戸を用意。リビング天井高は2,640ミリ、キッチンはジーマティック製、全ての居室に天井カセットエアコンを設置する。無償セレクトオプション、有償ビルトインオプションに加え、来春までは専門のコーディネイターによる個別設計変更にも対応し、購入者のニーズに応える。

 モデルルームでの商談は完全予約制で、1期の販売戸数は9戸を予定。予定販売価格は2億9,000万円台~5億8,000万円台。全戸平均の坪単価は800万円台後半を予定。6月にホームページをオープン、現在までの反響数は1,000件以上。30歳代、40歳代、50歳代の反響がそれぞれ2割。オーナー経営者、会社役員、医師、ライセンサーなどの富裕層をメインに、100平方メートル以下の住戸はパワーカップルにも訴求していく。

 同日会見した同社第一計画部長の浦崎康弘氏は「これまでのグランシリーズのノウハウを最大限にいかした最高水準の物件とした。グランの供給は、渋谷区では初、第一種低層住居専用地域でも初。“新しいグラン”を目指し、軽井沢の別荘のような落ち着き、温かみ、自然感を外観・共用部のデザインで表現した」などと語った。

モデルルーム。専有面積141平方メートルの3LDKを1LDKに変更。ベース住戸は3億7,000万円台相当で、約8,000万円の設計変更を行なっている


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