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オンライン内見・重説のポイント、「当日までにアプリ等の準備を」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は14日、「不動産のプロが選ぶ!『オンライン内見・重要事項説明で気を付けるポイント』ランキング」を発表した。

 全国のアットホーム加盟店を対象に、オンラインで内見を案内したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店158社および、オンラインで重要事項説明を実施したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店152社にインターネットでアンケートした。調査期間は6月1~7日。

 内見で気を付けるポイントについては、「当日までにアプリやシステムなどの準備をしておく」(スムーズに内見を進めるため)が62%でトップ。次いで「パソコンやスマートフォンを充電しておく」(同)が51.3%、「安定した通信環境を整える」(映像や音声が不安定になることを防ぐため)が40.5%だった。

 重要事項説明で気を付けるポイントについても、「当日までにアプリやシステム等の準備をしておく」(スムーズに進めるため)が71.1%でトップ。「『契約書』『重要事項説明書』などの書類を手元に用意しておく」(スムーズに進めるため)が70.4%、「事前に『契約書』『重要事項説明書』などの書類を読んでおく」(同)が59.2%の順となった。「直接会って説明できないため、説明後に返送いただく書類に不備が多かった」といったコメントも寄せられた。

 エピソードを聞いたところ、内見では、「複数の物件をオンラインで見て、気になった物件のみを現地で見るという効率的な案内ができた」という声があった。重要事項説明では、学生のユーザーが遠方にいる親と一緒にオンラインで説明を受けるなど、遠方にいる人も同席できるというメリットが挙げられた。海外から手続きされるケースもあったという。また、県外移動や対面のやり取りを自粛している顧客からは、「コロナ感染対策になって良かった」という声も挙がっている。


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