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旭化成レジ、分譲マンションで環境共生の取り組み

「まちもり」を採用した植栽イメージ

 旭化成不動産レジデンス(株)は17日、SDGsの実現に向け、都市における生物多様性保全や循環型社会への貢献、より豊かなライフスタイルの提案等の取り組みを、今後展開する分譲マンション「アトラス」シリーズに導入していくと発表した。

 2017年度より戸建住宅等へ導入している植栽提案「まちもり」をマンションにも採用。低木から高木まで高さの違う植栽で構成し、小さな森が点在させることで、それらを伝って生物が行き来する「エコロジカル・ネットワーク」の形成を促す。そのほか、シェア傘、シェアサイクルのサービスも導入する。

 初弾は、大和ハウス工業(株)とともに進めている「アトラスシティ世田谷船橋」(東京都世田谷区、228戸)において採用する。同物件は、小田急小田原線「千歳船橋」駅まで徒歩19分に立地。敷地面積5,737.91平方メートル、延床面積1万9,004.43平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て。10月中旬に販売開始する予定。販売戸数は未定、価格は4,900万~8,700万円台(予定最多価格帯6,100万円台(39戸) )。竣工は2023年2月上旬の予定。

 また、「アトラス加賀」(東京都板橋区、総戸数227戸)で採用していた「コミュニティプラットフォーム」についても、「アトラス」シリーズにおいて本格導入を目指す。アプリを通じた情報交換や、マンションに関する情報提供、「お譲り」機能を通じての居住者間での物品のリユースなどを可能とする。


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